イタガキ家では、手間がかかっても安全でおいしいお米の生産をめざしています。
そのため、普通とはかなり異なり、現代では不効率とされるような方法で作っています。
生産量もかなり限定されます。
生産している田んぼは山間部にあります。田んぼの上には、山しかなく、飲用可能な湧水をつかって
田んぼをつくっています。これは何がいいかというと、水がきれいだということです。
普通の田んぼでは、川から水を引き入れますが、それでは工場や他の田畑の農薬、生活排水などが
入り込む余地が出てしまいますが、それがありません。
ただ、湧水は冷たいため、そのまま田んぼには注げず、中間に使用しない田んぼを中継して
水の温度を上げるなどの工夫が必要になります。
お米はすべて天日干しで作っています。お米を刈り取った後、普通の農家では、
すぐに脱穀され、強制的に燃料を使って乾燥します。
水分調整は品質を維持するために必要ですが、これを機械に頼らず天日干しにします。
すぐに藁から分離させないことで、旨味が増しますが、手作業で干し、さらに
乾燥にムラが出ないよう掛け替えなどもしなければならないため、大変な手間がかかります。
現在の農家は手間を嫌がり当然しません。自分が食べる分だけを天日干しにする農家もいます。
自然乾燥には1カ月以上かかります。なので、新米が出荷できるのは、10月末頃になります。
イタガキ家は元々農家ではありませんでした。自分が食べるものは、安全でおいしいものにしたい
思いから、採算を無視して始めたようなところがあります。
もちろん自分が食べるものなので、農薬は使いたくありません。
ただ、農薬は0にはできません。(見た目が大変なことになります)
いわて純情米の基準に従いつつ極力使わないようにしています。
いわて純情米については以下をご覧ください。
いわて純情米リンク
お米は生ものです。精米したときから、酸化が進んでいきます。
せっかく丁寧に作っても、お米が古くては仕方ありません。
注文をもらってから、精米し、発送するようにしています。
(なので、注文いただいてから発送まで数日程度ですが少し時間がかかります)